音楽史と名盤紹介 -海外編-

はじめに

今回は、僕が影響を受けた音楽達を紹介しようと思います。

タイトルにある通り洋楽の名盤を書き綴っていきます。

 

ジャンルは様々ですが、ロックシーンに入るきっかけだったり、

趣向や解釈を広げてくれるきっかけになる物、

音楽的素養や詞先に対する視野が変わった物、

人生単位で影響を与えてくれた音楽達を紹介していきます。

 

今回は名盤ということでシングルとEPは除外しています。

発売順に並べていますが、"●選"のように枚数は特に定めていません。

また、前述のような背景から少し古いものが多くなります。

 

皆さんの音楽に花を添える内容になれば良いなと思います!


名盤紹介

Absolution (2003)

-Muse-

UK史上最高との呼び声も高いMuseからAbsolutionをセレクト。

昨年20周年を迎え、シークレット曲も公開された名盤中の名盤ですね。

 

全体を通してかなりゴシックに纏まっているLPになります。

Introでは拍手のみというスタジアムロック臭漂う期待感を持たせながら、

Apocalypse Pleaseでは悲壮感全開の幕開け。

4曲目のSing for Absolutionである種のタイトルコールがされます。

Interludeも差し込まれており、もはや1枚でライブを体験出来るような仕込みも満載。

 

Stocklolm Syndrome、The Small Print、Thoughts of a Dying Atheistでは

王道UKやエモに近いサウンドも盛り込まれてはいるものの、

1枚を通してゴシックでグラムで悲壮感を纏った展開になります。

 

Museを知ったのは比較的大人に近づいてからだったのですが、

当時は衝撃を受けましたね。表現力と展開力が最高級の悲痛の美学といった所でしょうか。

 

METEORA (2003)

-LINKIN PARK-

説明不要のロックの教科書、義務教育のLINKIN PARKからMETEORAをセレクト。

もはや書かずとも皆さんご存じかと思います。僕も必修として聴いてましたね。

 

ニューメタルの先駆者として堂々たる新たな音楽性を詰め込んだ名盤。

王道ヘヴィメタルをどっしり構えながらもヒップホップ要素満載の名曲達。

トラックメイクの完成度も非常に高く、この時代でエレクトロサウンドを効果的に散りばめています。

そんな中で締めは代表曲のNumb。LPの中でも一際オルタナティブ色が濃いですね。

 

そこまで振り幅はないものの、僕はやっぱりFaintが好きですね。

(これもまた後にcoldrainとCrossfaithがカバーするなんて夢にも思いませんでしたが。)

Getting Away With Murder (2004)

-Papa Roach-

USのハードロックバンド、Papa Roachからは4thLPをセレクト。

ニューメタルとヘヴィメタルの良いとこ取りのような名盤です。

 

ヘヴィメタルの真ん中を行く様な収録曲で、振れ幅は少なめ。

初期のニューメタルからの移行期のため、かなり聴きやすいサウンドに。

とはいえ、安定した重低音とスパイス程度のスクリームは聴き応え満載。

Blood(Empty Promises)は高校生の時に聴いて脳天が突き破れる高揚感を感じましたし、

他にはTake Me、Tyranny Normality辺りも疾走感があってとても好きですね。

 

coldrainのRun Awayでコラボすることは知らずでしたが、

今でも僕の中でヘヴィメタルの名盤と言ったらPapa Roachからいくつか選出したくなります。

ALL THE RIGHT REASONS (2005)

-Nickel Back-

カナダのNo.1ロックバンド、Nickel BackからALL THE RIGHT REASONをセレクト。

全世界6500万枚のセールスを記録した彼らの中でも、ロック史に残る名盤です。

ポスト・グランジの代表作はこのATRRになるんじゃないでしょうか。

 

LPにありがちなジェットコースター的な展開は無く、一貫して王道のグランジポップを展開。

Photographは代表曲で、歌詞も含めて本当に僕が愛している楽曲です。

8曲目のSide of a Bulletは唯一ヘヴィネスに富んだリフと進行ですね。

締めはRockstarと、王者に相応しい佇まい。

 

僕はそこまでグランジを聴かなくて疎いのですが、それでも別格な作品だと感じます。

サウンドとChadの声は当たり前に好きですが、やっぱり歌詞がどれも良いですね。

人を選ばないアーティスト・LPになるので是非手に取ってみてください。

The Black Parade (2006)

-My Chemical Romance-

MCRからThe Black Paradeをセレクト。彼らの代表作でもありますね。

一言で言うとまさにパレード。コンセプトLPなので、ストーリー性抜群です。

若くして癌を患った患者がブラックパレードに参加することで死を迎え、

天国で様々な体験をすることで自身と再び向き合い、旅の終着点で再起を決意する物語です。

 

そんな背景から、開幕はThe Endという「終わり」を冠する楽曲でスタート。(終わりの始まりなのです。)

主人公の死の覚悟を表現する様に心電図のサウンドから始まるもののポップサウンド。

次に来るDead!、How I Disappearも名前とは裏腹な王道ロックサウンドです。

そして世界のロック史にも名を刻むWelcom to the Black Paradeがやって来ます。

そこからは悲壮感に包まれる進行になり、Cancer、Mama、Sleepなどと旅路を表現。

Teenagers、Disenchantedとクライマックスを迎えると、Famous Last Wordsで締めくくり。

(Famous Last Wordsは実は弟に向けて書いた曲の様ですが。)

 

ここまで「死」をテーマにして、オーケストラやパレードの様な表現性を持たせたのは圧巻。

今で言う「リメンバー・ミー (原題:coco)」の様な世界観・死生観に近いですかね。

 

僕がロックの世界にのめり込んだのも、このLPがきっかけです。

過去に聴いてきた音楽が全て塗り替えられる様な、日常の悩みがどうでも良くなるような、

そんなレベルで世界が変わったのを明確に覚えています。

昨年のPUNK SPRINGで念願のMCRに会えて感無量でした。

 

本記事の中でも群を抜いておすすめしたい1枚になります。

 

Jonas Brothers (2007)

-Jonas Brothers-

USのロック3兄弟、Jonas Brothersから1stのセルフタイトルをセレクト。

日本でもキャンプ・ロックや後発のD.N.C.Eの影響でかなり馴染みがあると思いますね。

僕はディズニーチャンネルで育った人間なので、ロックの素晴らしさを知ったきっかけにもなります。

 

当時ティーンでこの完成度のポップ・ロックをやっていたのは今考えてもヤバすぎますね。

真っ直ぐなサウンドながら表現性も高く、ジョーとニックどちらがメインパートになるかで

楽曲のベクトルや強弱の違いが生まれてくるので聴いていて飽きないです。

 

早々に分解してしまったのが悲しいですが、たまに新譜も出していますね。

ディズニーのフィルターを取り払っても、未だなお輝くロックスターには違いありません

Let's Cheers To This

-Sleeping With Sirens- (2011)

ポスト・ハードコア、スクリーモの最前線のSWSから2nd LPをセレクト。

 

SAOSIN、Funeral for a Friend辺りの源流も聴いていた少年時代ですが、

シンプルにKellin Quinnに惚れ込んで狂ったように聴いたLP。

きっかけは例にも漏れずにレコ屋で聴いたIf You Can't Hangですね。

 

SWSはハードコアを構えながらもピッチとスクリームのバランスが良いですね。

いい意味でTHE USバンドとも言いたくなるサウンドは癖になります。

バラードはAll My Heartのみで他はスクリーモサウンドがメイン。

僕はTally It Up,Settle The Score、A Trophy Fathers Trophy Sonが好きですね。

 

日本でも初期~中期のONE OK ROCKが好きな人には刺さるかと。対バンもしていますし。 

Sempiternal (2013)

-BRING ME THE HORIZON-

BRING ME THE HORIZONからはSempiternalをセレクト。

音楽性も変化し、彼らの躍進の一翼となった1作になります。

 

別記事でも散々書きましたが、これはHR/ HM変革期の特異点的な作品です。

Oliの哲学が全て集約されている様なLPで、

Can You Feel My HeartやSleepwalkingは今でも代表曲でありキラーチューンです。

エレクトロサウンドも壮大に取り入れており、音楽性をカテゴライズするのは難しいです。

 

僕は例に漏れずSleepwalkingから入ったヘッズなのですが、当時衝撃を覚えましたね。

痛みや生き辛さを表現した内向的な楽曲が多いのに、スケールが段違いなのです。

ポストハードコア・メタルコアの中間に位置するような作品になるので、

重低音好きは選り好み無く聴けるものになるのではないかと思います。

True (2013)

-Avicii-

スウェーデンの国宝DJの代表作であり遺作、Trueをセレクト。

ロックを扱う本サイトではかなり異色ではないでしょうか。

 

僕はエレコアに出てくる様なトランス・ハウス的なサウンドが好きで、

その系譜もありAviciiは音楽的要素を理解する上意味合いでも影響を与えてくれました。

 

今では彼の楽曲は至る所で流れているのではないでしょうか。

LPの有名所は開幕のWake Me Upぐらいですが、どれを聴いても完成度は圧巻。

featuringゲストを多数迎え、目まぐるしくサウンドも変化します。

Timの声はロッカーも皆好きになるでしょう。惜しい奇才を亡くしましたよ...

The Resistance: Rise of the Runaways (2014)

-Crown The Empire-

Crown The Empireからは3rd LPをセレクト。

リリース当時は中学生で、ライズコアなんて言葉が出始めた年代ですね。

 

別途解説もしましたが、完全にMillenniaに心を奪われました。

ハードコア×シアトリカルを好きになったきっかけもこの1枚です。

 

Machinesのようなキラーチューンの他に、かなりメタルコア寄りの楽曲も多数。

比較的色んなバリエーションが楽しめるLPなのではないかと思います。

未だに繰り返して聴いている名盤です。

Lifelines (2016)

-I Prevail-

USの新世代メタルコア、I Prevailから2ndのLifelinesをセレクト。

まだサブスクが浸透していなかったのでYouTubeでScarsのMVを見てハマりましたね。

当時は確か輸入盤が無かった気がするので聴くのに苦労した思い出があります。

 

これもまたメタルコア(=ポスト・ハードコア)の世界を広げてくれた名盤です。

全部重いのに全部メロい。これってなかなか狙って出せるものでは無いと思います。

エレクトロサウンドも嫌らしさは無く、壮大過ぎもせずバランスが完璧です。

 

13曲ありますがどれも聴きやすく、それでいてメタルコアの哲学は健在。

僕はStuck In Your Head、Lifelines、Already Deadが好きですね。

 

NEXの公演は泣きましたね。

単独でまた来てほしいものです。

Asking Alexandria (2017)

-Asking Alexandria-

メタルコアの革命児、Asking Alexandriaからセルフタイトルをセレクト。

実はLPをあまり出さないことで有名な彼ら。

影響を受けたのはそれまでのBreak Down The WallsやI Won't Give Inですが、

それらも包括する意味も込めて2017年のLPを選出しています。

 

やはりエレクトロサウンドとコーラスの使い方が非常に上手いですね。

全体通して見るとオルタナメタル寄りですが、Rise UpやEveの様なメタルコア、

他にはアコースティックのVulturesやニューメタル要素を含んだEmpireなどかなりジャンルレスです。

展開が多くも飽きさせない構成になっていて、セルフタイトルたる完成度だと思います。


終わりに

今回は、個人的な音楽史に紐づけて名盤を紹介してみました。

 

こうして見てみると、結構ジャンルは結構まばらですね。

原体験に基づいているので、最近の音楽は少なくなってしまいますが。

 

載せたいハードコアとメタルコアが多すぎたのですが、

年齢的にもメタルコアは第2世代から好きになったので除外しています。

(ニューサウンドのHR/HMは2010年代後半にかけて爆発的に増えましたし。)

 

もう少し歳を取ったらArchitects、EVANESCENCE、Falling In Reverse、

Emmure、Electric Callboy、Motionless In White辺りを書くことになりそうです。

 

今回紹介したのはあくまで一部ですが、是非聴いて見てほしいです。

今後も名盤紹介は書いていく予定です。

 

それではまた👋